おはようございます。
東京オペラコミック代表の、栗林です。
朝から気温も高く、洗濯物には有り難いのですが
体にはなかなか応えますね。
昨日は急な雷雨となり、江東区もかなり激しい落雷が近くに感じました。
皆さんは大丈夫でしたか?
不安定な気候になりやすい時期、熱中症含め、お互い体調には気をつけて過ごしていきましょうね。
さて、写真は、木場にある東京都現代美術館にて開催されている、
「デイヴィッド・ホックニー展」の一枚。
彼は、イギリスご出身の絵画、版画、写真、舞台芸術にて
数々の作品を生み出した、現代アーティスト。
私は今回、はじめて作品を拝見しました。
チラシを見た時、是非行きたい!と思い、思い立って時間ができた今日、拝観してきました。
今年で86歳でいらっしゃるデイヴィッドさん。
作品の色彩や作り方が若々しく斬新で、ずっとおいくつになられても、進化を続けていらっしゃるアーティストさんなんだなぁと、刺激を受け、感動しました。
また、
「あ、共感とかじゃなくて」という題名で行われている
日本人、5名のアーティストさん達による企画展もかなり斬新で、あらためて、人と人の在り方、共感の仕方、
様々でいいよなって深く考えさせられました。
面白かったのは、山本麻紀子さんの世界観は、なんだかわからないけど、落ち着くしずっとその場にいたいと感じ、
渡辺篤さんの作品には、たくさんの現代人の心の奥見たような気分になり、武田力さんの車の荷台で見る本の興味深さ、あと、知らない誰かと繋がる面白さを改めて感じました。
共感し合えなくても、受け入れたい、
そして、「共感こそがイノベーション」という言葉がふと浮かび、作品に参加できる用紙に書いてきてみました。
普段、イノベーションという言葉を自分で使う場面はないのですが、不思議ですね。
アートに触れると、自分もアーティストになったような気分になる瞬間もあれば、自分には到底考えられないようなアーティスティックな作品に出会うと、いい意味で「無」になれるというか。
こんな考え方があったんだ、
こんなことやっちゃうんだ、
そんな方法もあるんだ!
と、新しいがいっぱいです。
11月15日まで開催されていますし、デイヴィッドさんか、日本人アーティスト、どちらかだけの作品展を観覧できるチケットもありますので、是非、足を運んでみてください。
で、今日は呼吸の話。
落ち着いて作品を拝見したり、興奮しながら作品を見ていて、無になりながら体を感じていると、自分の呼吸にも変化を感じました。
音のない美術館では、ざわめきな世界から心を落ち着けることができます。
ちなみに先々月、初めて、門前仲町にある深川不動尊で
毎月行われている、『阿字観』という、平安時代に弘法大師空海さんによって日本に広められた、密教において説かれる瞑想法なんだとか。
高野山などでも体験できるようです。
ずっと気になっていましたが、勇気を出して参加してみました。
この時にもまた、呼吸に意識をむけます。
全て、自身の汚れが体から流れ、自然に溶け込んで行くイメージ。そして吐ききったら、清浄な空気が入ってくるようにお腹までいっぱいになるように吸う、という感覚なのですが、まさにそれも腹式呼吸に似ているんです。
腹式呼吸とは、肺の深い部分で息を吸う方法です。
特に女性に多い、胸式呼吸という、肺の浅いところでは
ロングトーンなど長いフレージングは息が持ちません。
肺の深い位置で吸った時に、近くにある横隔膜が下に下げられることで、お腹が膨らんだようになります。
ここまで深く吸うことで支えができて、呼吸を自由自在に調節できるようになるのです。
オペラなど、クラシック曲に限らず、ミュージカル、ポップスを歌う時、また話をする、司会をする時にも役立ちます。
腹式呼吸をマスターして、オペラなどのクラシック奏法ができると歌い方だけでなく、声自体も深くなり、聞きやすくなったり、伝わりやすくなるのです。
呼吸を自分で上手に操れるようになると、
変幻自在、色々な声の表現に役に立ち、更には緊張も和らげることができます。
そんなわけで、呼吸はかなり大切です。
きっと、歌に限らず、役者さんの芝居や司会、他の楽器やスポーツ、ダンス、面接、オーディション、プレゼンや教壇に立つ時、もうあげたらキリがないくらい、大事な基礎だと思っています。
どんな時も、心地の良い呼吸でいられるように、
特に本番や緊張する場面で、自然な呼吸でいられたら
怖いものなしです。
その為に、日頃からの意識が大切!
私自身も今後も意識していきます。
皆さんもチャレンジしてみてくださいね。