結局、日頃からの積み上げ。

2023年06月12日 10:00

こんにちは!
東京オペラコミック代表の栗林です。


昨日、長年に渡り、色々なコンサートやイベントでご縁あってご一緒している、浦安市と江戸川区にあるダンススクール、ダンススクエアさんの発表会を観劇してきました。

何年も前に一度、拝見したことがあるのですが、
実は最近、新しい自分のインプット、世界を広げる意味でこのダンススクエアさんで私もダンスを習い始めたのもあり、久しぶりの観劇でした。

ダンススクエアさんにずっと習いたかった先生がいらっしゃり、10年くらいずっと、いつか習いたいいつか習いたいと言い続けていましたが、ついに始めたという経緯があります。


こちらのお教室、素晴らしいことがたくさんあるのですが、まずは、主宰のダンサーさん、南山光徳先生が、
本当に人格者で、ダンスももちろん素晴らしく、
私の主催した、『カルメン』公演でも、共演していただいたことが数回あります。


素晴らしい方の周りには、素晴らしい方が集まるのは当然で、他の先生方も本当に最高なのですが、更に生徒さん達がまた、素敵なんです。

私がお世話になっている先生は、タップダンスの先生で、
鯛中卓也先生ですが、鯛中先生もまた、生徒さんへの面倒見も、教え方も、そしてご本人のエンターテイナーぶりも
本当に素晴らしいのです。

また、新井雅さんというダンサーさんが、同性から見ても憧れる、凛とした美しさと強さ、しなやかさ、柔らかさ全てを持っていらっしゃる先生で。
雅先生も長年のお付き合いになりますが、大好きなダンサーさんです。


そんな皆さんが率いるダンス教室、素晴らしいに決まっているのですが、今回は15回目の公演で『HOPE』という題名での舞台でした。


スタートから、演出がたくさん散りばめられていて、
演目も夢中で観てしまう発表会の舞台。
生徒さんとは思えない、エンターテイナーぶりでずっと感動してしまいました。


小さな小さな、まだ3、4歳くらいでしょうか、
そのくらいのお子さんの生徒さんもいらっしゃるのですが
これがまたみんな、とっても上手い!

お兄さんお姉さんに混じってセンターを踊っていた、男の子なんて、もう、このままエンタメの世界で活躍しちゃうんだろうな、と思わせてくれる堂々とした、ダイナミックでカッコいいダンスでした。


きっと、一生懸命練習してきたんだろうな、すごい情熱だな、と更に心を打たれました。


音楽レッスンでも昔、歌は練習しなくていいから子供に習わせました、とおっしゃった親御さんがいらっしゃいましたが、当たり前ですが歌ももちろん、なんでも練習が必要です。


なんとなく上手く歌えたとしても、本物の歌にするには、
練習やどれだけその作品に向き合ったか、しか上達はないのです。


それは、私自身にも言えることですが、
向き合わなければ、何も見えてこないし、人に何かを伝えるなんてもってのほか。


好きに歌えればそれでいい、というご意見をいただいたこともありますが、それもはっきり言って違います。


好きに演奏するのは、ただの自己満足。
それなら、一人でカラオケで好きなように歌い、好きにやったらいいのです。


レッスンという場所は、先生方の長年の経験、才能、努力から知り得たことを知ることができ、自分たちの引き出しから全てをひっぱり出して、生徒さんの個性や才能にはどの伝え方が合うのか、何が向いているのか、
そして、この作品を通して、観る人、聞く人に何を伝えるのか、という、本当に奥の深い世界なのです。
積み重ねでしか見えないものというのがあるのです。


最近では、あまり夢を持たないお子さんや、努力をしないという環境をOKとする考え方も増えているように思いますが、改めて今日、舞台を拝見して、

『やってる子は、きちんとやってる』
『努力をしている』
『夢を持っている』

と、はっきりと感じました。
もちろん、楽しいし、好きだから、というのはあると思いますが、若い時に何かに没頭したり、努力したり、挫折を味わったり、そして、成功したりする経験が、とても大事だと再認識しました。


これはお子さんに限らず、大人になってチャレンジを辞めてしまった方々にも、是非、いくつからでも遅くないし、
日々の積み上げが、今日、明日の自分を作り続けるのだと
お伝えしたいです。


偉そうなことは言えないですが、だからこそ、自分もずっと挑戦し続ける人でありたいし、成長をストップしたくないなと考えています。


いつからでも、1年生としてフレッシュな気持ちで挑戦したり、経験することが、とっても大切なことだなと常に思います。


時間がないから、お金がないから、歳だから、家族がいるから、何かが忙しいから、は、タダの言い訳にすぎず、
最初の一歩を踏み出してしまえば、今まで見たことのないような、輝かしい自分に出会えるのは、間違いありません。
よく聞くお話なんですが、学校の成績がいいお子さんは、
スポーツも音楽もできるとか、受験を理由に習い事を辞めないというのです。

面白いですよね。
おそらく、『メリハリ』がきちんとできているのかな、と思います。

もちろん稀に、ずば抜けた才能があって、それ以外のことは全く興味ない、というパターンもあるかもしれません。

それはそれで素晴らしくて、将来物凄い大物になる可能性も秘めていますよね。


ようは、何かを理由にしないと言うことです。



今日、明日の自分を作るのも、今この瞬間から。


結局、日頃からの積み上げでしかないということを改めて感じた1日でした。

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