挫折と経験と成長。

2023年05月15日 10:00

すっかりご無沙汰をしてしまいました。
大型連休もあっという間に終了‼︎
いかがお過ごしでしたか?

あらためて、おはようございます。
東京オペラコミック代表の栗林美智瑠です。


早い!
とにかく早い!

1日がすぐ24時間経って、次の日の朝を迎え。
そんな毎日です。
でも、時間があっという間ということは、充実の証ですよね!
有り難いことです。

ご新規の生徒様のスタート、また、長くお休みされていた生徒様のご復帰。

毎日、楽しくレッスンをさせていただき、ご縁に感謝でいっぱいです。
ありがとうございます♪


今年の9月2日発表会コンサートでは、初の試みで
全体をひとつの物語におまとめして、見てくださるお客様により楽しんでいただけるような新しい舞台を作りたいと考えております。

今から私はもちろん、生徒さん達も楽しみにして下さっています。
物語やプロデュースは、若干プレッシャーもありつつ、これまで経験してきたたくさんの舞台やライブ、
また人との出会いを織り交ぜて、素敵な作品にしたいなと考えています!


そうそう、出会いと言えば。
先日、ネットラジオのお仕事でもお世話になっていた仲良しのめぐみさんにご紹介いただき、素敵なランチ会に参加しました。

私は正直、知らない人のいる場所に行くのが、実はそんな得意ではないんです。
こんな人前でのお仕事をしているのに、と思われそうですが、包み隠さず言うと、もともとはねくらです。笑

そんな私が、何かを感じて楽しみに伺ったランチ会は、本当に不思議の連続。
偶然にもその会に参加されていた、素敵なマダムは、世界で活躍する有名な音楽家を育てたお母様でした。

お話が面白すぎる上、エネルギッシュ!
そりゃ、お子さんもあれだけ凄い音楽家になるわけだ、と大納得!

しかも、お話を聞いていたら、親子して前向き‼︎
スーパーポジティブです。

周りから見たら凄い結果でも、
ご本人にとっては、まだ先があるため、望まぬ結果だとしても、きちんと自己受容され、そのままの自分を受け入れて、きちんと褒めるのです。


私の母親はピアノの先生でしたから、とても厳しく、なかなか褒めてもらうことはありませんでしたが(生徒さんには優しいのですが、私には厳しいタイプ)、更に先に進むには、自己受容し、自分でも褒める、そして人から褒められることが一番の結果の近道だと感じています。


ご自身の演奏や自分を褒めていますか?

お子さんの全てを褒めていますか?

レッスンされている先生方の場合は、生徒さんを褒めていますか?


もちろん、褒めるだけでは伸びません。
ルールや約束ごとは大事ですし、お子様レッスンの場合は、いけないことをしてしまった時、きちんと先生や親御さんが嫌われる勇気を持ってはっきり伝えることも大切です。


最近は褒めて育てる、というのが主流のようですが
間違ってはいけないのが、『褒める』と『甘やかす』。これは、全く違います。


以前、とある発表会のお手伝いで司会をしに伺った時。

あきらかにお子様のわがままで、本番中に出る出ないで揉めていた場面をお見受けしました。


先生はまだお若くて、はっきり生徒さんにも親御さんにも物事が言えないご様子。
しかも、舞台の袖でご両親は、ただただ、舞台の危険な場所、機材などのある入ってはいけない場所に隠れたりしている娘さんを、ただただ、見ているだけ。

正直、びっくりしました。

演奏順もどんどん変わってしまい、他の生徒さん達も
困惑したり、不安になったり。

はっきり言って、完全に迷惑をかけている状態でした。

さすがに溜まりかねて、私ともう一人、ベテランの違う楽器の先生と二人で、電気機材のある場所の危険性をお伝えし、なだめましたが、
親御さんのご判断で、

『娘が可哀想なので、発表会を辞退します。』

と言うことでした。

衝撃と稲妻が、私の体を走りました。


とても残念なことです。


せっかく練習してきたこと、また舞台経験のチャンス、成長のチャンスを失ったこと、何より、ずっとレッスンに付き添ってこられた先生の立場もなかったこと、もう傍目から見ている私にとってはカオスです。


前向きにチャンスをしっかりこなすこと、
それは失敗しても、恥をかいてもいいんです。
むしろ大切なのは、経験をすること。
やってみることなんです。

初めからできる人はいないし、小さいうちに失敗を経験することが、次のチャンスに繋がります。

ずっと楽して失敗を経験せずに、大人になって急に大きな失敗をする方が、お子さんにとって、『可哀想』です。


『可愛い子には旅をさせよ』ということわざがありますが、その通り。

チャンスや縁を活かして、チャレンジしなければ
何も手に入れることはできません。
棚ぼた的なことが起きたとしても、経験がなければ、必ず挫折します。


私も何度も壁にぶつかってきましたし、
私の活躍されている周りの方、また今回出会った、
素敵なマダムお母様も、エベレスト級の山のような出来事を乗り越えていらっしゃいました。

お話を伺い、勇気をいただき、また前向きな気持ちで
チャレンジを続けて生きていこう!とつくづく思いました。


やりたくないこと、苦手なことこそが、自分の人生の可能性を広くしてくれます。
それこそが、学ぶ課題なのです。

もちろん無理してやる必要はありませんが、
一つ、チャンスを逃した、と自分の場合は考え、悔しくなります。
飛び込まずに甘やかした自分を悔やみます。


是非、気弱にならず立ちはだかる山を超えて見てくださいね。
その時に見える景色は、超えた人にしか、見ることはできないのですから!


さて、チャレンジしますか?もしくは、やる前から
諦めますか?



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